英バンド「ベイ・シティ・ローラーズ」のオリジナメンバーでベーシストのアラン・ロングミュアーさんが2018年7月2日(現地時間)に亡くなった。70歳だった。ベイ・シティ・ローラーズのフェイスブックアカウントが知らせた他、BBCが報じている。
1970年代に日本でも人気を博したバンドのメンバーの訃報にコメントが集まっている。
「サタデーナイト」など名曲を残す
ベイ・シティ・ローラーズの公式フェイスブックアカウントは2018年7月2日に「創設メンバーであるアラン・ロングミュアーは、残念ながら亡くなった。彼の家族、友人、ファンに心から哀悼の意を表します」と英語で投稿した。
BBCによると、アランさんは3週間前に休暇で妻と共に訪れたメキシコで体調を崩し、スコットランドに帰国していた。
ベイ・シティ・ローラーズのメンバーもアランさんの死に反応した。
ボーカルのレスリー・マッコーエンさんはツイッターに「RIP ALAN LONGMUIR」と題して画像を投稿した。
スチュアート・ウッディ・ウッドさんもツイッターに「アランが亡くなったという紙面を読むのがとても悲しい」と投稿。40年以上の付き合いになるアランさんとの別れを惜しんだ。
アラン・ロングミュアーさんは、スコットランド・エジンバラの出身。60年代に弟のデレク・ロングミュアーさんらとバンドを結成し、その後バンド名を「ベイ・シティ・ローラーズ」に改めた。75年に郷ひろみさんもカバーした「バイ・バイ・ベイビー」、76年にはE-girlsなど数多くのアーティストにカバーされた「サタデーナイト」が大ヒットした。
その人気は本国であるイギリスに留まらず、アメリカやオーストラリア、日本でも絶大な人気を得ていた。
日本でも追悼コメントが
アランさんの訃報は日本でも音楽情報サイトの「amass」や「BARKS」が伝えると、ツイッターで追悼のコメントが寄せられた。
「ほんとにバイバイベイビーだね」
「初来日にも行ってきてるから、とても悲しい」
「本当に全部突然でぽっかり空いてる」
また、同じ7月2日に亡くなった落語家の桂歌丸さんの訃報と重なったことに、
「歌丸師匠は81、アランは70。若いとはもちろん言えないけど、子供の頃からいて普通だった存在がいなくなるのはやはりさみしいなぁ」
「また20世紀が遠くなるのだな」
「俺にとっての2人の巨匠が一緒に...」
といった反応が寄せられた。