「あぶない刑事」などで知られる製作プロダクションの「セントラル・アーツ」が映画やドラマの製作事業を一旦休止するとJ-CASTニュースの取材に答えた。
SNSでは、2018年6月30日付で会社そのものが解散したとのうわさが流れていた。
長年務めた女性社員が退社
J-CASTニュースは2018年7月2日に、セントラル・アーツの担当者に取材を行った。
SNSで流れている解散の話について聞くと、これを否定し、会社そのものは存続していると明かした。
一方で、映画やドラマの製作は一旦休止すると話した。長年在籍し、製作に携わっていた女性社員が退社したためであるとして、今後製作事業が復活する可能性もあるという。 7月1日から「セントラル・アーツって事務所畳むのか」や「セントラル・アーツ無くなってしまうのか」とSNS上で解散したのではないかとの投稿が相次いでいた。
こういった投稿は一般のユーザーに留まらず、生前の松田優作さんと親交の深かった写真家の渡邉俊夫さんも「黒澤社長の『セントラル・アーツ』が先月いっぱいでなくなりました」とツイッターに投稿していた。
更に、7月2日夕現在のWikipediaも「かつて存在した日本の映画・テレビ製作プロダクション」と前文に記載されている。
「野獣死すべし」など松田優作映画手掛ける
何故、このような情報が出回ってしまったのかについて聞くと、情報が上手く伝わらなかったのではと担当者は回答した。
また、これからの活動については、番組販売など版権業務を行っていく。
セントラル・アーツは1980年に設立され、映画「野獣死すべし」や83年の映画「探偵物語」など松田優作さん主演作品、「Wの悲劇」や「ビー・バップ・ハイスクール」、「あぶない刑事」でも製作に関わった。また、6月9日に公開された映画「終わった人」でも製作に名を連ねている。