「太って喜ぶのは、歌丸師匠だけです」 前日の「笑点」、たい平が生前最後のイジリ

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   落語家の桂歌丸さんが2018年7月2日、亡くなった。81歳だった。

   約10年にわたって「笑点」(日テレ系)で司会をつとめた。1日の放送でも、出演者の林家たい平さん(53)が歌丸さんの体型をネタにする一幕があったばかり。それだけにツイッターでは、「昨日の笑点でもイジられてたのに...」といった驚きも広がっている。

  • 「笑点」の公式フェイスブックより
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「『太ったでしょ?』と言われて喜ぶのは...」

   歌丸さんは66年スタートの「笑点」に番組開始時から出演。06年からは5代目司会に就任し、6代目三遊亭円楽さん(68)とのシニカルかつ軽妙なやり取りで人気を集めた。体力の限界から16年5月に司会を勇退したものの、その後も「終身名誉司会」として番組に関わり続けた。

   1日の放送では、番組が始まる前のミニコーナー「もう笑点」に出演。鼻にチューブは着けていたが、2代目林家三平さん(47)を相手に大喜利の名司会ぶりを遺憾なく発揮。三平さんのやや滑り気味のギャグに、歌丸さんが真顔で「どうしたの?」と心配するそぶりを見せると、会場からは大きな笑いが起きた。

   番組本編の大喜利でも、歌丸さんのネタが飛び出したばかりだった。コーナー冒頭の自己紹介で、林家たい平さんが「久しぶりに会った友達、共通の話題がない友達。会うと必ず、『太ったでしょ?』と言うんですけど、あれあんまり嬉しい言葉ではないんですよね...」と切り出し、

「『太ったでしょ?』と言われて喜ぶのは、歌丸師匠だけです」

とオチをつけたのだ。このネタに会場では、大きな笑いと拍手が生まれていた。

「まだまだいじられるキャラだしお元気なのかなと...」

   訃報前日の放送でのこうした一幕は、ネット上で大きな注目を集めることに。ツイッターやネット掲示板には、

「マジか...つい先日大喜利で太って喜ばれるのは歌丸師匠だけだなんてネタにされてお茶の間で笑ってたのに」
「太って喜ぶのは歌丸師匠だけだよってネタで昨日笑ってたとこだぞ...」
「うそでしょ... 昨日たい平師匠が笑点でネタにしてたしまだまだいじられるキャラだしお元気なのかなと思ってた」
「昨日笑点見て笑ったばっかりだったからショックすぎる...」

といった驚きや悲しみの声が相次いでいる。

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