元大阪市長の橋下徹氏が、2018年6月30日に自身のツイッターを更新した。
28日に行われたロシア・サッカーW杯H組予選の日本対ポーランド戦の後半に見られたパス回しを称賛する内容で、これを批判する人を「頭の悪い証拠」とバッサリ。ネットでは賛否両論様々な意見が飛び交った。
「太平洋戦争に突入した日本軍と同じ」
橋下氏は自身の公式ツイッターで、
「ポーランド戦の最後のパス回しを批判するのは頭の悪い証拠。緻密な状況分析による最高の戦術。そして指揮官西野監督の勇気と胆力。あそこで勝負するのは太平洋戦争に突入した日本軍と同じ」
と投稿。対ポーランド戦での日本のパス回しを称賛した。7月2日現在、このツイートには7000を越えるリツイート、2万6000を超える「いいね」を獲得しており、1300件以上のコメントがついている。
ポーランド戦でのサッカー日本代表の戦い方については、英BBCの解説者であるマーク・ロウレンソン氏が
「そもそもとてもお粗末な試合だったものが、茶番と化した」
「国際サッカー連盟(FIFA)にとっても、恥ずかしい事態だ」
と厳しい批判を寄せた。一方、元日本サッカー協会会長の川淵三郎氏は、
「これが裏目に出たら西野監督は一生 批判を浴び続ける事になる。その覚悟を持っての決断は誰にも出来るものではない。西野監督は本当に腹が座っている」
と述べるなど、賛否両論となっていた。
ツイートには様々な意見が飛び交った
橋下氏のツイートには様々な意見が寄せられ、
「綺麗事では勝ち残れない世界。昔の日本は戦術的ファールですら悪の認識だった。もし、あの状況で攻めて失点し決勝トーナメントを逃してたなら、今とは比べ物にならない大問題に発展してた」
「サッカーを観ている人のほとんどは戦争を知らないと思いますが、『負けても良いから華々しく散って欲しかった』という様な意見を目にすると『ん?』と思った次第です」
「決して強くは無い日本代表が必死になって死に物狂いで、恥を忍んで手に入れた決勝トーナメント。せめて日本人くらいは祝福してあげましょう」
といった賛同の意見や、
「戦術としては良くてもエンターテイメントとしては良くない」
「エンタメと戦争は全く違いますよ。また、結果が良ければ何でもやってもいいんですか?」
といった批判的な意見も。
ほかにも、
「もし批判するなら、ルールを批判するべきだと思う。あんな不本意なプレーが生まれるようなルールが間違っている」
など、ルールそのものに踏み込むべきとするひとや、
「どちらに転ぶかわからない勝負と日本軍の突撃は全く違うと思います」
と、戦争と結びつけることへ疑問の声もみられた。