「イチローは日本球界に戻って来るな! 張本勲の発言に『あまりに失礼!』と激しい批判」
「張本さん、やっぱりサッカーお嫌い? 今度はキングカズに『もうおやめなさい』」
歯に衣着せぬ物言いで知られる野球解説者・張本勲さん(78)。その過激さから炎上に見舞われることも少なくなく、J-CASTニュースでもたびたび取り上げてきた。ところが、今回のサッカー日本代表に対する持論は、多くの共感を集めている。
「監督が言っちゃダメ」
張本さんは2018年7月1日の情報番組「サンデーモーニング」(TBS系)の名物コーナー「週刊・御意見番」に出演した。
話題は、サッカーロシアW杯・ポーランド戦での日本代表のプレーに。ポーランド戦の試合終盤、日本は0-1で負けている状況にもかかわらず「時間稼ぎ」に終始した。
同時刻に行われたセネガル対コロンビア戦の展開を踏まえ、あえて「0-1」のまま負けることを選んだ日本。決勝トーナメント進出を最優先するため、リスクを背負わず時間稼ぎを徹底するという策を取ったのだ。
この策をめぐり、サッカーファンからは賛否両論寄せられているが、張本さんは「答えは出ませんわね」。どちらの言い分も理解できるとして、中立的な立場をとった。
ただし、西野監督の試合後の発言には「喝」。
「不本意だとか苦渋の選択だとかということを監督が言っちゃダメ。私が指示しましたと、それだけでいい」
「どっちも正しいと思いますよ」
共演者からは、
「100人監督がいたらこの選択をするのは1人、2人だと思う。それくらいしない選択」「僕は絶対しない」(サッカー元日本代表・秋田豊氏)
「見てるほうはつまらんわね」「(時間稼ぎするチームには)イエローカード出せないんですかね?」(司会の関口宏氏)
など西野監督の決断を評価しない声が挙がったが、張本氏は
「(賛成、反対)どっちも正しいと思いますよ。間違ってないですよ。両方言い分がありますから。ただ、スポーツは『しかし』は困るんだよね。『勝ったけどもしかし』『負けたけどもしかし』は困る」
と立場を貫いた。
ツイッターなどでは、
「張本さん、意外と客観的だった。やっぱりスポーツを極めた人は、一般の見方とはちがうんだな」
「ちくしょー!いつもは張本さんの発言に喝だったけど、今回は正論だと思う」
と、珍しく(?)賛同の声が相次いでいる。