「自分を責めてしまいました」
香波さんは取材の中でも、自分を責めるような一部ユーザーの反応に、「正直、私はサッカーにあまり詳しくなくて、こういった反応を見て自分を責めてしまいました。知らなかった私が悪いんだって」と話す。
その上で、ネット上では一部のユーザーが、「代表戦後に渋谷へ行けば痴漢ができる」などと冗談めかしてつぶやく動きもあることに触れて、
「痴漢の被害に遭った後、実際にそうした投稿を目にしました。ただただ悲しくなりましたし、例え冗談のつもりだとしても、そんなことを呟かないで欲しいです」
と訴えた。
ただ、香波さんは「サポーターの皆さんが集まって騒ぐことは、仕方ないというか、誰にも止められることではないと思います」とも。そして取材の終わりには、次のような思いを語っていた。
「でもやっぱり、場所は考えて欲しいです。何も知らない、ただそこに居ただけの人が不快な思いをするようなことは、あってはならないことだと思います。あと、周りの人が声をかけ合うなど、痴漢を未然に防ぐような助け合いが必要だとも感じています」