初の外国人女流棋士でポーランド出身のカロリーナ・ステチェンスカさん(27)が、ロシアW杯で決勝トーナメント進出を決めた日本代表に辛口のエールを送った。
2018年6月29日未明、日本対ポーランド戦の終了直後のツイートで、「日本はもっと勇気を見せないと次の試合は勝てないよw」とチクリ。これには、代表サポーターからも「負けてもいいから、気力を振り絞る戦いが見たいですよね」といった共感の声が寄せられている。
「そんな進出方法があったw」
ポーランド出身という縁から、試合前にも複数の日本メディアから取材を受けていたカロリーナさん。26日放送の情報番組「モーニングショー」(テレビ朝日系)では、取材に対し、
「(日本とポーランドの共通点について)侍と騎士は精神が似ている。大事なもののために最後まで闘う。同じ精神だから、私も日本で棋士になった」
とコメント。また、今回の試合ではどちらの国を応援するか聞いたところ、「今は日本を応援しています」と答えたという。
こう語っていたカロリーナさんは、28日の試合直前にも「もうすぐ。。。。楽しみ!!」との期待をツイートしていた。だが、決勝トーナメント進出のため、日本が「時間稼ぎ」に徹するというまさかの展開には、困惑を隠しきれなかったようだ。
試合終了後のツイートで、まず「そんな進出方法があったw」と一言。さらに続けて、
「今日、ポーランド人も日本人もうれしいでしょう。日本はもっと勇気を見せないと次の試合は勝てないよw」
と皮肉気な言葉を寄せたのだ。
日本サポも「恥ずかしい試合でした」
こうしたカロリーナさんの辛口エールには、日本代表のサポーターからも投稿のリプライ(欄)に、
「本当にそうです。今日みたいな試合は駄目です」
「日本人としては少し恥ずかしい試合でした。残念です」
「負けてもいいから、気力を振り絞る戦いが見たいですよね。国の代表ですし」
などの共感の声が続出。さらには、
「ポーランドの選手やサポーターには本当に申し訳ない...ポーランドは文字通り最後の一戦を全力で戦いたかったはず」
と謝罪するユーザーの姿もあった。