「宗派を代表しお詫び申し上げます」
こうした差別投稿について、時宗側は今回、6月27日に公式サイト上で謝罪文を発表した。宗務総長・桑原弘善氏の名義で、まず「このたび、宗内寺院の一教師がインターネット上において差別的な発言をしていることが判明しました」と説明。その上で、
「この事実に対して時宗として遺憾の意を表するとともに、名誉を傷つけられた方々に対し、宗派を代表しお詫び申し上げます。また、今後、同様なことが絶対に起きないように、注意喚起はもちろんのこと、時宗教師全体の意識強化に努めて参ります」
とお詫びしている。
時宗教務部の担当者は28日、J-CASTニュースの取材に対し、「本日、光照寺の副住職を呼び出し、投稿のような考えを持っていることは到底許されることではないと、強く指導をしました」と説明。このとき、副住職は反省した様子で、
「もうツイッターはやめる」
と話していたという。実際、すでに光照寺のツイッターは、非公開設定の「鍵付き」アカウントとなっている(28日夕現在)。
また、その場で差別的なツイートをした理由を副住職に聞き出したところ、本人は「日本で作られた絵を韓国の業者が盗用したことに反感を抱き、あのような批判を書いた」と釈明したという。なお、今後の対応について教務部の担当者は、
「本人には謝罪文を提出するよう命じました。その内容によっては、審査委員会に申告し、除名などより重い処分を下す可能性もあります」
と話していた。