寺院ツイッターで「ヘイト投稿」 総本山「到底許されることではない」とお詫び

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   浄土教の一宗派である「時宗」の総本山が2018年6月27日、宗内寺院の教師がインターネット上で差別発言をしていたとして、実務トップにあたる宗務総長の名義で謝罪文を発表した。

   問題となったのは、神奈川県鎌倉市にある光照寺副住職のツイートだ。5月29日の投稿で、韓国業者が絡むトラブルに関連して、「懲らしめてください」などと主張したことに、インターネット上で批判が寄せられていた。

  • 光照寺の山門(Wikimediacommonsより、Twkz0731さん撮影)
    光照寺の山門(Wikimediacommonsより、Twkz0731さん撮影)
  • 光照寺の山門(Wikimediacommonsより、Twkz0731さん撮影)

当初、批判に反論

 

   不適切投稿があったのは、「光照寺」(@ippen_jishu)というアカウント。運営していたのは同寺院の副住職で、少なくとも14年頃から寺の公式ツイッターのような形で情報発信を続けていた。

 

   問題のツイートは18年5月29日のもの。愛犬の写真を韓国のグッズ業者に無断利用されたと訴えるユーザーの投稿を紹介しながら、「韓国人」について「こんなことしているから(略)嫌われるんですよ」などと主張。さらに続けて、「嫌いな人減らしたかったらこの原因作ってる韓国人を懲らしめてください」とも書き込んでいた。

 

   こうした投稿が問題視され、ネット上には「どストレートな人種民族差別発言」「これはヘイトスピーチではないでしょうか」などの批判が相次ぐことに。だが、こうした意見にも副住職は、「怒ることが間違いである。と言う事ですか?」などと反論していた。

   こうした投稿は今回が初めてではなく、2014年にも複数の同種投稿が確認できる。

   光照寺は、時宗総本山遊行寺(神奈川県藤沢市)の末寺にあたる。

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