世紀の一戦、日本対ポーランド フジテレビが中継に心配の声相次ぐ

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

アナ雪を想起する人も

   何故、こうした心配する声が上がるのかというのも、フジテレビは過去、スポーツ中継においての「前科」があるからだ。

   たとえば、ブラジル・リオデジャネイロで2013年8月28日に行われた「世界柔道」の男子66キロ級決勝戦では、ロンドン五輪銅メダルの海老沼匡選手が勝ち進んだが、試合の最中に生中継の番組を終了してしまった。

   2013年9月8日の「フジサンケイクラシック」では、松山英樹選手、谷原秀人選手、S・J・パク選手(韓国)とのプレーオフが行われていたが、プレーオフ2ホール目の途中で生中継を打ち切った。

   更に、2017年3月29日に行われた「2017年世界フィギュアスケート選手権」の女子ショートプログラムでは、トップバッターの樋口新葉選手の演技は生中継したものの、2番目に登場した三原舞依選手がリンクに姿を見せるとCMや三原選手のこれまでを振り返るVTRを放送し、肝心の三原選手の演技は録画放送した。

   もっとある。東京・両国国技館で2017年10月22日に行われたボクシングWBAミドル級1位の村田諒太選手(帝拳)と王者のアッサン・エンダム選手(フランス)の試合では、7回終了後にCMを放送。しかし、CM中にエンダム陣営からギブアップ宣言があり、CM中に村田選手がWBAミドル級新王者になっていた。

   こうした過去の「実績」が心配の原因となっているのだが、心配に拍車を駆けているのはスポーツ以外でも似た事例があるからだ。

   2017年3月には、ディズニー映画「アナと雪の女王」がフジテレビで地上波初放送された際、エンディングロールが丸ごとカットされ、「みんなで歌おう! Let's sing together! Let it go!」と独自企画を放送し、批判が寄せられた。

   こうしたフジの「独自演出」が視聴者にとっては余計なことにあたるようで、

「今夜のサッカーワールドカップ対ポーランド戦は、フジテレビが放送か...『アナと雪の女王』の放映みたく、お台場のセンスで余計なことをしそうだ」
「余計な演出入れなきゃいいけど」

といった声もあがっている。

1 2
姉妹サイト