小島伸幸氏「若さがあり、非常に思い切りがいい」
GKは中村と東口順昭(32)も控える。中村はネット上で「コースケは比較的プレッシャーに強いタイプ。2試合連続ポカやった川島さんがそのまま使われるのって、納得いかない」「中村にすればこの経験から大化けする可能性だってあるだろ」と将来性を期待されている。
元日本代表GKで解説者の小島伸幸氏も、25日の「ニュースウォッチ9」(NHK)で、ポーランド戦の先発GKについて「中村選手。若さがあり、非常に思い切りがいい。守備範囲を思い切りよく広くとると、若さが生きる可能性が出てくる」と提言。提示したスタメン11人は、セネガル戦から唯一GKのみ入れ替えた。
一方、「中村も東口も経験浅いのにいきなり出す方が怖い」「東口中村出して、テンパるよりはマシかも」と川島続投論も根強い。中村に関しては所属のJ1・柏レイソルでも、シーズンベスト11に入った昨季ほどのパフォーマンスは披露できていない。
代表では、W杯前最後の実戦となったパラグアイ戦に東口と中村が45分ずつ出場したが、両者1失点ずつ。実績のある川島を超えるインパクトを残せたとは言い難かった。サッカージャーナリストの河治良幸氏は25日、ツイッターで「パラグアイ戦を見る限り東口選手か中村選手にかえたら解決とも思えません」との見解を載せていた。
3人のうち唯一海外クラブに所属し、W杯も3度目の川島。代表キャップ数も2人を大きく超える。この2戦は負けておらず、ポーランド戦は引き分け以上で自力突破が決まる大一番であるため、メンバー変更はリスクになるという意見もある。果たしてGKは誰が起用されるのか、2大会ぶりの16強へ、西野監督の決断に注目が集まる。