ATMの順番待ちの列にイライラした経験、ありませんか?
今年も「夏のボーナス」の季節がやって来た。年に2回の、まとまったお金が入るタイミングに、あれこれなにを買おうか算段している人もいるだろう。
海外旅行に高級腕時計、自分にご褒美のブランドもののアクセサリー...... ボーナス時の高価な買い物の支払いは計画的かもしれないが、日常のお買い物となると、とたんに使途不明の「ミステリースペンディング」なる落とし穴にハマる人も多いのではないか。
たとえば、コンビニで現金払いしているお昼ごはんや、職場の仲間と一杯飲んで帰った時の支出など、気が付いたら、財布の中身が現金と引き換えにレシートの束にすり替わっているなんていう経験は、誰しも思い当たるフシがあるはずだ。
読者が最も共感した、現金にまつわるイライラは?
そこでJ‐CASTニュースは読者に、「現金にまつわるイライラ」についてアンケート調査(2018年5月23日~6月5日)を実施した。
アンケートの結果は円グラフのとおり。半数を超える51%の人が「ATMで手数料がとられること」に、イラついている。
そう、ニッポンは「キャッシュレス後進国」だ。経済産業省によると、2015年時点の日本におけるキャッシュレス決済の比率18%。じつに韓国の89%の4分の1程度しかなく、中国の60%、英国の55%などと比べても低い。(2018年4月 経済産業省「キャッシュレス・ビジョン」)
政府が目標に掲げる「2027年までに40%」にはほど遠く、キャッシュレスが進展しない原因に、消費者の現金への安心感が根強いことや、銀行にコンビニやスーパー、駅構内などにくまなく設置されているATMがあまりに便利に使われていることがあるとされる。