お笑いコンビ「キングコング」の西野亮廣さんが、サッカーのロシア・ワールドカップ(W杯)の盛り上がりを機に、「にわかファン叩き」の風潮に釘を刺した。
ビジネス本を出版するなど幅広く活躍する西野さん。「にわか」を否定することによる社会的な悪影響を指摘し、共感を集めている。
「謎ルールに痺れる!」
西野さんは2018年6月26日に更新したブログで、「『にわかファン』を否定する人間のバカさ」について論じた。きっかけはロシアW杯だ。「ワールドカップが盛り上がっております。日本代表も善戦を続けていて、おかげで日本が活気づいているので嬉しいかぎりです」とまずは語る。
14日に開幕したW杯で、日本はコロンビアに勝利、セネガルには引き分けと、格上相手に無敗の快進撃。2大会ぶりの決勝トーナメント進出に向けてサポーターの期待も高まり、SNSなどインターネット上の各所ではサッカーの議論が展開されている。
その中で、西野さんは気になったことをこうつづる。
「Twitterのタイムライン上に目につくのは、『ワールドカップの時だけ盛り上がる"にわかファン"がムカつく!』『普段、Jリーグの試合を観ていないクセに!』といった 『にわかファン』を否定するコメント」
小さな字で「ワールドカップの試合を応援するんだったらJリーグの試合も応援しなきゃいけないという謎ルールに痺れる!」と皮肉も放った。
確かにツイッターを見ると「W杯で東京がワイワイやってるけどその多くはサッカー知らない流れに乗ってるだけのにわかとかいるんだろうな」「にわかスポーツファンが一番嫌い」といった、「W杯の時だけサッカーに関心を示すにわかファン」に嫌悪感を示す声が少なくない。