安倍3選もはや当確か 「議員」「党員」ともに石破氏劣勢

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

無派閥・小泉氏のグループはどう動く?

   ただ、こういった状況を踏まえても現時点では安倍氏が優勢に見える。まずは国会議員票について。すでに細田、麻生、二階の3派が派閥として安倍氏を支持する方針を決めており、これだけで197人。これに加えて、共同通信によると、無派閥の国会議員73人のうち約4割の31人が安倍氏の3選を支持する意向を示しているといい、合計すると過半数の228人に達する。

   党員票も現時点では安倍氏に追い風のようだ。党員票の動向として参考になるのが世論調査。毎日新聞が6月23~24日に行った調査では、「次の自民党総裁に誰がふさわしいと思いますか」という問いに対して最も多かったのが安倍氏で、5月の前回調査から5ポイント高い21%だった。これに対して石破氏と答えたのは前回よりも3ポイント低い17%だった。小泉氏の名前を挙げたのは1ポイント高い18%。内閣支持率は5ポイント高い36%だった。ほぼ同時期に行われた日本経済新聞とテレビ東京による調査でも、同様の傾向が出ている。

   ただ、無所属の小泉進次郎氏は、12年は石破氏に投票。小泉氏は18年3月、4回生以下の議員約30人でつくる政策グループ「2020年以降の経済社会構想会議」を発足させており、動向が注目される。

   今回の総裁選ではこのほか、岸田文雄政調会長、野田聖子総務相の出馬が取りざたされている。

1 2
姉妹サイト