「スタメンかサブか分からないが...」
5月30日のガーナ戦、6月9日のスイス戦と先発起用されながら、W杯本戦2試合ではベンチスタートに甘んじている。最後のテストマッチとなった12日のパラグアイ戦は出場機会がなく、一方でチームは4得点。味方がゴールした瞬間に本田の険しい表情が映ると、ネット上でも批判を浴びた。
だがその後、心境の変化があったのは間違いない。複数メディアによればセネガル戦後、「1点がベンチにいても嬉しい。サブでこれだけ前向きに考えられたのは、これまでのサッカー人生でなかった」と語っている。W杯直前の17日の時点でも、「スタメンかサブか分からないが、どちらでも与えられた役割で結果にコミットできるかどうか」と、自身のチーム内での立ち位置を見極めたような発言をしていた。
6月13日、32歳の誕生日には、長友がツイッターに「おめでとう」と投稿。岡崎、東口順昭ら「86年組」と4人で撮った写真で祝った。仲間内の集合写真に登場することは多くない本田だが、「いつもありがとう!」と返信していた。チーム内での和を感じさせる一幕だった。