ロシア・ワールドカップ(W杯)のセネガル戦でミスから先制点を許したGK川島永嗣に対し、J1・ジュビロ磐田のポーランド人GKカミンスキーの妻・ナタリアさんが苦言を呈し、インターネット上で注目を浴びている。
セネガル戦の失点直後、ツイッターで「またまたまたまた...」と呆れたように一言。実は前回コロンビア戦の失点時も強烈な皮肉を放っており、日本のサポーターの間では「アンチ川島」として定着しつつある。
「完全に自分のミス」
日本は2018年6月25日(日本時間)のセネガル戦を、MF乾貴士とMF本田圭佑のゴールで2-2の引き分けとし、勝ち点1を奪取。決勝トーナメント進出に前進した。
だが、ほぼ全員がハードワークをした中で、GK川島永嗣の評価が芳しくない。最大の原因は前半11分に喫した最初の失点にある。
セネガルDFサバリのシュートは低めのほぼ真正面に飛んできたが、キャッチではなくパンチングを選択。詰めていたFWマネに当たってゴールに吸い込まれ、あっさり先制点を許してしまった。川島のパンチングが、結果的に相手への「ラストパス」になったのだ。
サバリのシュートの前に、MF原口元気の中途半端なクリアミスもあったとはいえ、防ぎたかった1点。川島自身、試合後「序盤の自分のミスからかなりチームが厳しい状況になってしまった。(最初の失点は)完全に自分のミス。目の前が気になり過ぎてしまった」と真摯に認めていた。
この「ミス」に黙っていなかったのが、15年から磐田の守護神として躍動するポーランド人GKカミンスキーの妻・ナタリアさん。失点直後にツイッターを更新し、
「またまたまたまた...(原文:Again, and again, and again, and again.......)」
と「#JPN」「#SEN」のハッシュタグつきで揶揄した。
「また」というのは前回コロンビア戦の失点も念頭に置いたのかもしれない。19日の同試合、川島が相手の直接FKをゴールラインの後ろでキャッチし、失点を許した直後、ツイッターで
「残念ながら...これは彼にとって初めてのミスではないのです。そして、優れた若いGK中村航輔選手は、まだベンチに置かれています...」
と皮肉を放っていたのだ。