上司に相談→「即」会議
――上司と部下の関係はどうでしょう? 自分の意見は、発信しやすいですか?
稲田:上司にも意見しやすい雰囲気だと思います。事業部全体のミーティングでは、事業部のトップも含め会議をしますが、その人に嫌われたくないからという理由で発言を控えることは皆無です。きっちりと意見を述べれば、ダメだったらダメ、OKだったら取り入れよう、と反応してもらえます。
根底にあるのは、誰が言ったのかではなく、どんな意見なのか、ということです。
佐々木:たとえばデスクに座っている時、上司に「○○の案件に困っています」と相談すれば、「じゃあ30分の時間を確保して、その件に関するミーティングをしようか」と言ってくれます。
事業部長から「○○したほうがいいんじゃない?」と指摘を受ければ、「チームでミーティングをして、その方針を固めようか」と会議の場を設けてくれます。
稲田:チャットで細かいことを相談して、すぐに「ミーティングしようか」「5分、時間を取って」と決めています。スピードがすごく早い。
定例で週1回、ミーティングの場を設けるだけだと、後に持ち越してしまいますからね。
チャットでやり取りしている様子
――武内さんは育児休暇から復帰したばかりだそうですが、やはり大変ですか?
武内:私は完全に子育てをナメていたので(笑)。復帰して「フルタイムでいけるでしょ」みたいに思っていましたが、初めの1週間にフルタイムで働いて「ホントに泣きそう」と(笑)。
武内さん
復帰した時点では、子どもが生後4、5か月で、夜中に何度も起きて。今では1時間の時短勤務で働いているので、ようやく生活のリズムをつかめてきました。
40代前半で子持ちの上司が、家庭のグチを受け止めてくれています(笑)。
稲田:育児休暇は、男性で取った人もいます。(育休の取得を)上司に相談できそうな雰囲気はあると思いますよ。