ハメス・ロドリゲスとの違い
この第3代表決定戦は2-2で延長戦に突入し、FW岡野雅行のゴールで日本のW杯初出場を決める「ジョホールバルの歓喜」につながる。歴史的な一戦で起きた奇妙な「作戦」だけに多くの人の心に残り、試合直前に欠場を疑わせる情報が流れると、いまだに「アジジ作戦」と言われる。
日本が19日に行ったコロンビア戦前も、エースのMFハメス・ロドリゲスが「ふくらはぎ負傷で欠場か」と報じられると、一部でアジジ作戦と疑われた。だが、ハメスは本当に先発しなかった。途中投入されるも決定機に絡めずに終わり、コンディション不良を感じさせた。
今回のマネがハメスと異なり、より「アジジ作戦」を思わせるのは、20日のポーランド戦に実際に先発フル出場していたことが大きい。相手のオウンゴールを誘ったMFゲイェのシュートにつながるパスを出すなど、攻守に奔走。自身の得点はなく、ベストコンディションとは言えなかったものの2-1の勝利に貢献していた。
そして22日、セネガル代表の練習場には、もうマネの姿があった。果たして24日の日本戦には出るのか、情報戦は続きそうだ。