平均入場者数は12球団中1位
何故、ここまで人が集まるのか。
日本野球機構(NPB)が発表した6月19日現在のセ・パ両リーグの入場者数によると、阪神タイガースのホームゲームにおける1試合平均の入場者数は4万1664人で、読売ジャイアンツの4万976人を上回り12球団中1位となっている。これに比べると2万4127人は平均の57.9パーセントと、決して多いといえない。
しかし、他球団と比較すると多さが浮き彫りになる。
例えば、19日の対戦相手である千葉ロッテマリーンズの1試合平均入場者数は2万2218人。また、阪神と同じ関西球団であるオリックス・バファローズは2万2606人で、いずれも2万4127人を下回っている。
各球団のホーム球場の席数を踏まえた今季途中までの動員率も見てみる。甲子園球場は4万7508席なので1試合平均の動員率は87.6パーセント、ZOZOマリンスタジアムは3万119席で73.7パーセント、京セラドーム大阪は3万6154席で62.5パーセント(記者計算、地方主催試合は除く)と、動員率でも阪神は頭ひとつ抜けている。
甲子園球場での試合としては少なくとも、一部球団からすると十分な客入りとも言える。