AKB48グループ恒例の選抜総選挙(2018年6月16日開票)で3位にランクインしたHKT48の宮脇咲良さん(20)のスピーチが、意外な人を感動させていた。搭乗した飛行機の客室乗務員(CA)だ。
宮脇さんは6月21日未明に生放送されたラジオ番組「今夜、咲良の木の下で」(bayfm)で、直前に福岡から羽田まで乗ってきた便でCAから手紙を渡されたことを明かし、「こんな素敵なメッセージまでいただいて...」と恐縮しきり。宮脇さんが乗ったのは全日空(ANA)便だったらしく、「もうANAしか乗りません!」と大喜びだった。
「博多の旗」引き継ぐべく1位目指していた
宮脇さんは18年の総選挙を最後の出馬にしたい考えで、17年にV3を果たした指原莉乃さん(25)による「博多の旗」を引き継ぐべく1位を目指した。だがその願いは果たせず、順位発表後のスピーチでは
「さっしー、ごめんなさい。私はずっとさっしーの背中を見てきて、さっしーの1位の背中を見て、ああなりたいって思って、さっしーが出ない総選挙で、私がずっとさっしーが守ってきてくれた1位を守りたいと思ったんですけど...ごめんなさい」
と大粒の涙を流し、
「悔しい思いもありますが、一度も順位を落とさずにここまで来れたのは、本当にファンの皆さんが作ってくださった私の誇りなので、この自分の誇りを胸に私の総選挙を終わらせようと思います。本当にありがとうございました」
と、ファンへの感謝とともに総選挙への別れを告げていた。
総選挙は「やりきった」「達成感しかない」
21日未明の放送では、総選挙での悲壮な雰囲気から一転、総じて明るい様子で総選挙を振り返った。その中ではファンへの感謝を述べながら、改めて19年以降の出馬を否定した。
「ファンの方から『リベンジをしてほしい』という声も聞こえるんですけれども、私はやりきったな、って思います。総選挙。もう、達成感しかないというか、皆さんと一緒に歩めてよかったし、頑張れてよかったので、私の総選挙はここで終わって、これからはみんなを見守る方にまわって、総選挙を第三者目線で楽しんでいきたい」
そんな中で宮脇さんが明かしたのが、20日の機内での出来事だ。
「飛行機から降りるときに、キャビンアテンダントさんに、急になんか紙をもらって、『応援してます!』って言われて、『えっ、何だろう?』と思ってパッと見たら、なんとファンレターというか、多分、その場で書いてくださったと思うんですけど...」
「総選挙、お疲れ様でした!宮脇様のスピーチに感動し、思わず涙してしまいました」
手紙はイラスト入りで
「本日はご搭乗頂きありがとうございます。総選挙、お疲れ様でした!宮脇様のスピーチに感動し、思わず涙してしまいました。これからも素敵な笑顔で沢山の人を幸せにして下さい。応援しています!!」
と書かれていたといい、宮脇さんは「もうANAしか乗りません!」と大感激。CAへの感謝を繰り返した。
「私本当に、飛行機乗っている間は爆睡してたので、ほんとよく気づいたなあと思って...。結構疲れた顔してたのに気づいてくださって、しかもこんな素敵なメッセージまでいただいて...。いや本当に、本当にありがとうございます!」