「ISSAの本名って一茶なの!?」「本名の名字邊土名かよ初めて知った」――2018年6月20日、一般女性との結婚を報告したのは、DA PUMPのISSAさん(39)だ。
約4年ぶりの新曲「U.S.A.」が「ダサカッコいい」と話題になり、YouTubeではミュージックビデオが1000万回再生されるなど、ノリにノっている中とあり、ニュースは大きく報じられた。ところが、一部が「結婚」より驚いたのは、ISSAさんの「本名」だ。
「邊土名」、読みは「へんとな」
「これからもDA PUMPとして、また個人としましても芸の道を精進して参ります」――
「女性セブン」がすっぱ抜いていた一般女性との結婚を、ISSAさんが2018年6月20日、ブログで発表した。
この報告、名義は「ISSA」ではなく、本名の「邊土名一茶」となっている。そのため結婚を伝えるニュースでは、そのちょっと珍しい名前が、一斉に取り上げられることになった。
熱心なファンはともかく、世間には知らない人も多かったようで、
「本名が読めない」
「邊土名一茶が本名ってISSA凄い」
「結婚よりも、ISSAの本名が邊土名一茶ということに驚いた」
といった書き込みが、ツイッターには殺到することに。多くつぶやかれた言葉を集計するYahoo!リアルタイム検索でも、「邊土名一茶」「邊土名」が、20日昼ごろに上位を占めた。
まず名字だが、読みは「へんとな」。「辺土名」とも書き、また「へとな」「へどな」などと読む人もいるそうだ。地名に由来し、地元・沖縄ではそれなりに見かける名前なのだそう。
沖縄では「茶」に特別な意味が
では、「一茶」は? 実は、ISSAさんの兄弟姉妹には、いずれも「茶」の文字が入っている。
まず長姉は、「里中茶美」の名義で歌手としても活動した「茶美(ちゃみ)」さん。
そして長男が「一茶(いっさ)」さん。
続くのが、プロゴルファーの「二茶」さん。読みは「にいちぇ」。
さらに年の離れた三男が「茶三海」さん。子役、歌手などとしての活動歴があり、読みは「ちぇすか」。
いったいなぜ? 父でプロゴルファーの求さんが、過去にスポーツ報知(2001年1月19日付)の取材に語っている。
そもそも、沖縄では「茶」は縁起物だという。確かに沖縄では名産・さんぴん茶、また「ぶくぶく茶」など、独自の茶文化が根付いている。記事でも、「長寿で知られる沖縄のお年寄りに欠かせない飲み物がお茶」とある。こうしためでたい意味に加え、また求さんが江戸時代の俳人・小林一茶が好きだということもあり、こうした命名になったという。