参院会派「立憲民主党・民友会」の小西洋之(ひろゆき)参院議員のツイートに注目が集まっている。
サッカーワールドカップ(W杯)ロシア大会の日本対コロンビア戦に絡め政権批判を展開したが、論理の趣旨が不明だとして「オウンゴール過ぎ」といった反発が出ている。
レッドカードの場面に注目
2018年6月19日に行われた日本代表の初陣、いきなり波乱が起きた。開始3分にコロンビアの選手がシュートを腕で防いだとしてレッドカードとなり、日本はPKを獲得。香川真司選手が幸先よくゴールを決めた。
この場面に目を付けたのが小西議員だ。先制点から約1時間後、自身のツイッターで退場処分となった反則を「チームを救うための究極の行為は一発レッドカード。反則は絶対悪、退場も最悪ミスだが、我が身を捨てた執念の行為」と評し、その上で
「あの瞬間に何もせず、失点承知でシュートを見送るだけの国会議員が何人いるだろうかと考えた。安倍政治は罪深い」
と書き込んだ。
サッカー日本代表戦と結びつけて政権を風刺した格好となったが、
「スポーツを政治利用しちゃいけないって知りませんか?」
「何でも安倍総理のせいにするのやめて」
といった批判的な反応が目立つ展開となっている。
小西氏「大拡散となり恐縮至極ですが...」
著名人からも反応があり、丸山穂高・衆院議員(日本維新の会)は、
「意味不明且つオウンゴール過ぎ。安倍政治全く関係ないでしょ」
「万一、ネタだとしてもセンスが無さすぎ」
などと厳しい言葉を並べ、作家・百田尚樹氏も
「何を言ってるのか意味がわからないが、要するに、国会議員なら、あそこで反則してもいい、と言ってるのかな?いずれにしても、相当、頭がおかしいのは間違いない」
とツイートした。
小西氏の投稿は2万8000リツイート(20日現在)と大きな注目を集め、小西氏はその後、
「大拡散となり恐縮至極ですが、法論理ですらない憲法破壊の戦争で自衛隊員らが戦死するのを阻止すべく必死の毎日で、議員として気が休まる時はありません」
などと、続きのツイートを行っている。