「水曜日のダウンタウン」、予告内容が突然変更 TBSへのクレームが原因かと憶測流れる

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   TBS系のバラエティ番組「水曜日のダウンタウン」で、次回放送の予告内容が突然変わったとネット上で指摘され、様々な憶測が流れている。

   以前放送された企画の第2弾が予告されていたが、企画に疑問や批判が相次いでいたからだ。

  • 番組サイトでも、次回予告が別の内容に
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芸人を拉致、倉庫に閉じ込める企画に批判

   2018年5月30日夜放送の番組では、お笑い芸人を横浜市内の倉庫に閉じ込め、別に身代わりの芸人を呼び出せれば脱出できるという企画を流した。人気漫画「ジョジョの奇妙な冒険」のエピソード「鉄塔に住もう」を題材に、ケンドーコバヤシさん(45)が倉庫を鉄塔に見立てるアイデアを出した。

   そして、6月13日の番組では、都会の倉庫から山奥の廃墟に舞台を変えて、第2弾を20日の次回に放送すると予告していた。

   ところが、番組の公式ツイッターは、18日になって、この予告内容に触れず、まったく違う企画の放送を予告したのだ。番組の公式サイトでも、この違う企画の動画がアップされている。

   5月30日の第1弾企画は、5月のある日深夜、お笑いコンビ「コロコロチキチキペッパーズ」のナダルさん(33)が、JR新横浜駅前でいきなり男2人に拉致されるという展開で始まった。

   ナダルさんは、「何すか?」と叫ぶが、ワゴン車の中に座らせられ、JR東神奈川駅近くの埠頭にある人気のない倉庫街に連れて行かれる。そして、目出し帽姿の2人に「大人しくしろ!」と倉庫内に引きずり込まれ、「怖い、怖い、怖い」と声を上げる。

   倉庫内には檻があり、そこにあるノートで身代わりを携帯電話で呼び出すことを命じられた。

TBSの広報部は、J-CASTニュースの取材に回答せず

   ノートでは、「呼び出す際にテレビの企画だとバレてはいけない」と指示されており、そこでドッキリだと分かるという仕組みだ。番組のナレーションでは、「もちろん、ナダルには何の説明も行っていない」と解説されていた。

   それから、数珠つなぎ形式で、芸人が次々に倉庫に呼び出される。

   しかし、深夜などに倉庫に呼び出されるだけに、芸人は、恐怖を感じたようだ。

   ジャングルポケットのおたけさん(35)は、倉庫から脱出後にスタッフに食ってかかった。「地獄っすよ今」「いや『ハア』じゃなくて、これ何なんすか?」と叫び、スタッフが「怒ってます?」と聞くと、「怒ってますよ」と返していた。

   また、マテンロウの大トニーさん(28)は、番組にブチ切れて、「死ね! マジで。何が面白れえんだよ、若手芸人使ってよ。クソだぞ、こんな番組!」と怒りをぶちまけた。丸1日経って、9人目の芸人でこの企画が終わったが、番組では、スタジオからも「怖い、怖い」などと溜め息が漏れていた。

   放送終了後は、ツイッター上などで、面白かったという声のほかに、番組への疑問や批判も相次いだ。視聴者クレームなどを審理する放送倫理・番組向上機構(BPO)も、「水曜日のダウンタウン」とみられる番組への意見を公式サイト上に上げている。そこでは、「子どもが真似をして人間関係を壊したり、いじめを助長するおそれがある。子どもも見る時間帯にここまで悪ノリした企画を放送するのはいかがなものか」とあった。

   今回、番組の予告内容が突然変わったのは、こうした視聴者からのクレームを配慮したこともあるのだろうか。

   この点について、TBSの広報部にJ-CASTニュースが6月19日に取材したが、締め切り時間までに回答はなかった。

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