2018年6月16日のAKB48グループ「第10回選抜総選挙」で、初女王の座に輝いたSKE48の松井珠理奈さん(21)。優勝が確定した瞬間に大きく天を仰ぎ、その後のスピーチでは涙を流しながら喜びを爆発させた。
だが、今回の総選挙での松井さんの言動には、ファンから戸惑いの声が相次いでいる。なかには、「珠理奈、本当に大丈夫なの?」「早くゆっくり休んで」などと体調を心配する向きまである。いったい、松井さんに何があったのか。
「報道NG」発言とは
まずファンが驚いたのは、総選挙の開票イベントに先駆けて行われたコンサートでの異変だ。ステージでのパフォーマンス中に松井さんが突如号泣し、その場に座り込んで動かなくなったのだ。
その後、松井さんはスタッフに抱きかかえられ、泣きじゃくりながら途中退場。この出来事を伝えたデイリースポーツ(ウェブ版、16日午前配信)記事によれば、関係者は「緊張や極度の精神的疲労から、過呼吸気味になってしまったのでは」と話していたという。
さらにハプニングは続いた。選挙終了後の写真撮影に、3位のHKT48・宮脇咲良さん(20)が姿を見せなかったのだ。その理由は、会見の模様を伝えた18日朝放送の情報番組「はやドキ!」(TBS系)で明かされた。
番組の映像を見ると、松井さんはどこか淡々としたトーンで「正直言います。全部話しますね。じゃあ、今まで隠してたこと」と告げる。そして、宮脇さん不在の理由について、
「コンサートで『10年桜』を歌いました。私は『再開の誓い~』の瞬間に、さくらたんに『もっとちゃんと踊って』と言いました。『じゃないとAKBが終わるから』。それを言ったら、さくらたんは出れなくなっちゃいました...」
と説明したのだ。続けて、「悲しいです。だから『ごめんね』って言いました。『でもそれは、さくらたんが好きだからだよ』って」と、表情を変えずに口にしていた。
「デイリー新潮」の19日朝の報道によれば、こうした松井さんの発言は主催者側からマスコミ各社に「報道NG」が伝えられていたという。
実際、上記の「はやドキ!」を除けば、この発言を伝えたのは芸能情報サイト「モデルプレス」の1社のみ。さらに同サイトも、理由は不明だが公開後ほどなくして該当の記事を削除している。