「頭ではわかってても口が動かなかったりするものです」
16日夕のW杯ハイライト番組でも「失言」があった。試合終了間際のオウンゴールで雌雄を決したB組のモロッコ対イラン戦(0-1)を振り返り、
「まさかのオウンゴールで試合は決まりましたけれども、『両クラブ』とも、やはりあの、守備が固いなという印象がありました」
と、ナショナルチームを「クラブ」呼び。
さらにA組のウルグアイ対エジプト戦。南米の強豪による猛攻を死守しながら、後半44分の1点にエジプトが泣いたこの試合、佐藤さんは、
「ウルグアイが攻めるシーンが多かったですが、カバーニ選手のセーブすごかったですね!」
と感嘆したが、選手名がおかしい。カバーニといえば、言わずと知れたウルグアイのストライカー。イタリア・セリエAとフランス・リーグアンで得点王も獲得した世界屈指の点取り屋だ。この試合、カバーニらウルグアイのシュートの嵐にファインセーブを連発したのは、エジプトの守護神エルシェナウィだった。
佐藤さんの誤りに、稲垣秀人アナウンサーがすかさず「えーと、エルシェナウィ選手ですね、エジプトの」とフォローに入ったが、佐藤さんは悪びれた様子もなく「はい! GKの選手。最後の最後に決められてしまいましたが」と話を続けていた。
連日の拙さに不満を持った視聴者は少なくなかったようで、ツイッターでも顰蹙を買うことになった。
「NHKのキャスターの佐藤美希さん、日本語がちょいちょい変な上に失礼、なのに自信満々でイラっとするので黙っててほしい」
「マジで見てられない。MCのくせに1番カミカミだし質問が糞すぎてゲストがまともに質問に答えられないし本当降板レベル」
「マジで佐藤美希の進行なんなの? 見ててイライラするわ」
出演を自ら告知する佐藤さんのツイッターにも、応援に混ざって「ちゃんと仕事してください」「降板して下さい」「小柳ルミ子の方がまし」などといった声が少なくない。
批判が渦巻く中で声を上げたのが、足立梨花さんだった。16日夜、ツイッターに
「みんなが思ってるよりテレビで喋るのって緊張するし頭ではわかってても口が動かなかったりするものですよ。私もスカパー!でマッチデーやってるころ酷すぎましたもん。でも自分でもわかってるしちゃんとやりたいのに思うようにできない。それがテレビなんです」
と投稿。その上で、
「みんなで成長を見守りましょうよ」
と呼びかけた。