ハリル解任に「敬意を表したい」
川淵氏がこうして初戦当日にもかかわらず、ハリル氏を冷やかすような投稿をしたことに、ネット上で反発の声が続出。リプライ(返信)欄では、
「その出場権をもぎ取ったのはハリルホジッチなんですが......」
「ハリルに失礼すぎるだろう。人として常識に欠けてる」
「この期に及んでハリルさんの悪口ですか...」
「コロンビア戦目前にハリルホジッチ前監督批判、現体制称賛のツイート」
「元トップがする発言としては余りにもお粗末だと思いますよ」
といったコメントが寄せられた。中には「川淵三郎のツイート本当に本人か?」とアカウントの乗っ取りを疑うような声も少なくない。
Yahoo!リアルタイム検索では、「川淵」がひとケタ順位にランクインしていた。
ハリル体制に対して、川淵氏は以前からツイッターで批判的な見方を示してきた。JFAの田嶋幸三会長が4月9日、記者会見でハリル氏の解任を発表すると、
「正直、このタイミングで解任を決断したことに敬意を表したい。数%の奇跡を求めて、批判されることは覚悟の上とは言え中々出来ることではない」
とツイート。ハリル氏が解任後初めて公の場で会見する直前には、
「どんな発言をするのか興味津々。世界中で監督更迭で文句を言ったのは僕の知る限りマラドーナくらいか。サッカーの世界では監督を引き受けた時点でいつ更迭されてもそれに従うというのが常識。自分自身を貶めるだけだと思うのだけど~」
と皮肉った。
ちなみに川淵氏はハリル時代の3月15日、ツイッターで「監督の評価」についてこんな持論も披瀝している。
「監督の評価というのは簡単に言ってしまえば、それまでの試合結果はどうであつても、ワールドカップでいい成績を上げたかどうかだけで決まる」(原文ママ)