「マイカタちゃいますプロジェクト」
もっとも、枚方市が、市外の人から「マイカタ」市と誤読されてしまうことはよくあることのようで、市役所では2016年から「マイカタちゃいますプロジェクト」を始めていた。18年5月には、「マイカタ」と誤読する人と、正しく読める人の割合を調査し、都道府県ごとの分布図を作る新計画を公表。府外の人に、参加や調査協力を呼び掛ける内容を市公式サイトで明らかにした。誤読されることを逆手にとって、市の知名度を上げようという作戦だ。
大阪府の北東部に位置する枚方市。これまでに、表紙に「マイカタちゃいます、枚方(ひらかた)です」と大書した市政要覧(2016年版)を作ったり、車の側面に同じ文言と地図が書かれたごみ収集車を稼働させたり、さまざまな活動を行っていた。こうした取り組みは、直前の6月15日にも朝日新聞デジタルで報じられたばかりだった。
枚方市公式ツイッターは今回の地震後、市内の上下水道の状況など地震関連情報を発信しているが、18日夕現在、菅長官による誤読への反応は示していない。