大阪府箕面市の公式ツイッターは2018年6月18日、市全域で断水するとの情報がSNSで広まっていることを受け、「これは誤りです」と投稿した。
大阪府北部で震度6弱の揺れを観測した地震の影響をめぐり、事実と異なる「デマ」情報が拡散されていることが、次々と明らかになっていた。
断水は「一部」地域
箕面市の市民安全政策室が運営するツイッターアカウント「箕面市市民安全ツイッター」は14時40分ごろ、
「箕面市内の全域で断水という情報が広まっていますが、これは誤りですので、拡散はやめてください」
と投稿。「一部断水の予定はありますが、断水する地域と時間については、今後改めてお知らせします」と続けた。
市ウェブサイト上の「地震に関する緊急情報」では16時15分現在、6月18日21時以降に彩都、粟生間谷東の一部で断水すると説明。断水は少なくとも以下の地域で19日6時まで続く、とした。
・彩都粟生北のすべて、彩都粟生南4丁目、5丁目、6丁目、7丁目
・粟生間谷東6丁目21~32番、7丁目23~25番
また、彩都、粟生間谷東の一部で16時30分以降、水道の水が濁る可能性があるとしている(18時30分までにおさまる見込み)。
箕面市の水道をめぐっては、市全域で夜から断水するとのツイッター投稿が複数見られ、情報が拡散していた。
「京阪電車が脱線」もデマ
インターネット上ではこの他にも、地震に関する不確かな情報が拡散していた。
ツイッターでは朝、大阪市西区の京セラドーム大阪の屋根に亀裂が入ったとのデマ情報が拡散。「京阪電車が脱線した」とのデマも広がりを見せた。
こうした背景を受け、大阪府はウェブサイトのトップページに「重要なお知らせ」を掲載。「事実と異なる情報にご注意ください!」とした上で、
「本日7時58分に発生した地震のあと、SNSでは実際に起こっていない事故など、事実と異なる情報が発信、拡散されています。情報の発信元にはご注意いただき、信頼できる情報かどうか、十分に確認をしてください。また、未確認の情報をむやみに拡散しないでください」
と呼びかけている。