RAD「HINOMARU」批判は「言葉狩り」なのか 作詞家や国会議員から「擁護論」続々

建築予定地やご希望の地域の工務店へ一括無料資料請求

謝罪に「白々しい」「表向きだけ」の声も

   こうした擁護意見が出る一方で、野田さんの姿勢を厳しく批判する動きもある。

   映画評論家の町山智浩さん(55)は13日、野田さんが謝罪の中で「色んな人の意見を聞いていてなるほど、そういう風に戦時中のことと結びつけて考えられる可能性があるかと腑に落ちる部分もありました」と言及していたことを引き合いに、

「『いざ行かん 日出づる国の御名のもとに』などと歌っておいて、『なるほど、そういう風に戦時中のことと結びつけて考えられる可能性があるか』と白々しく言うところが、まあ、今のいろんなものと似ていますね」

と皮肉っていた。

   映画・音楽ジャーナリストの宇野維正氏(48)は同日、野田さんが12日の福岡公演で「自分の生まれた国を好きで何が悪い」などと発言したという観客の報告をまとめたネット記事に触れる形で、

「表向きだけ謝罪のポーズ(あれは謝罪じゃないと思うし、もちろん謝罪する必要なんてない)を示してファンだけを前にしたMCで開き直ることを、自分はダサいと思います。すみません」

と切り捨てた。

   実際、歌詞の内容に反発する一部ツイッターユーザーは、26日の神戸公演の会場付近で抗議集会を行うと告知。J-CASTニュースの14日の取材に、主催者は「シングルを回収し、廃盤にすること」「ライブなどで2度と歌わない事」を求めていく、などと説明していた。

姉妹サイト