「FGO」など中国で人気も...
「アズレン」だけではない。スマホゲームの世界では国内でも、「中国」の存在感が年々高まっている。
18年6月7日、各国のアプリ市場動向をリサーチしているモバイルインデックス(韓国)が、気になるレポートを発表した。
「中国に進出した日本のスマホゲーム」と「日本に進出した中国のスマホゲーム」の売り上げを比較したこのレポートによると、2017年、日本ゲームの中国での売り上げは307億円、対して中国ゲームは、日本で417億円という数字を弾きだしていた。日本はスマホゲームの世界で、すでに「対中貿易赤字」ということになる。
内訳を見ても、日本ゲームは「Fate/Grand Order」、そして人気漫画「NARUTO」を原作とした「火影忍者」の2作で全体の80%近くと、寡占が著しい。対して中国は、レポートで名前が挙がるだけでも、「アズレン」(76億円)を含む5作が50億以上を稼ぎ出すなど、層の厚さが目立つ。