ドン・ファン妻「ビール混入とは思えない」 自ら「推理」した死の理由

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   急性覚せい剤中毒のため77歳で亡くなった「紀州のドン・ファン」こと実業家の野崎幸助さんの妻(22)が、テレビのインタビューに初めて応じ、当時の状況について説明した。

   「あることないこと書かれて、追いかけ回されている」。妻は、2018年6月15日放送のフジテレビ系情報番組「バイキング」への出演で、司会の坂上忍さん(51)の1時間にわたる前日夜のインタビューに対し、こうマスコミ取材への困惑を明かした。

  • 野崎幸助さんの生前の著書
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「自分の言葉で真実を伝えようとインタビューに応じた」

   今回、テレビ出演に応じたのは、自分の言葉で真実を伝えないといけないと思ったからだという。

   報道によると、野崎さんの死亡推定時刻は、和歌山県警の調べで、5月24日の21時ごろで、その2、3時間前に覚せい剤を摂取したと見られている。

   妻は、この日の16時から19時半まで、野崎さんと2人っきりで田辺市内の自宅にいたとインタビューに認めた。この時間は、野崎さんの覚せい剤摂取の推定時間と重なっている。

   妻は、野崎さんと2階で相撲を観戦するなどしていたが、18時ごろに1階に降りて、夕食をとることにしたという。しかし、野崎さんは、食欲がないと、ビールだけを飲んで、30分ぐらい後に一緒に2階に上がった。野崎さんがテレビを見始めたので、妻は1階に降りたという。

自殺のほか、他殺の可能性もあると認める

   県警では、ビール瓶2000本を押収するなどしたと報じられているが、妻は、「ビールに混入していたとは思えなくて」とインタビューで語った。それは、野崎さんが、会社の従業員が自宅の冷蔵庫にストックしておいたビールを自分で取って栓を開けて飲んでいたからだという。

   妻によると、野崎さんは普段、覚せい剤を使っていた形跡はなく、「自殺も私はなくはないと思ってて」と漏らした。野崎さんは、ビールを飲んだとき、愛犬が18日前に突然死したことで「私も早く死にたい」と言っていたという。

   一方で、他殺の可能性もあることは認め、金融業関係のトラブルなどで恨みを買ったり、他の女性を自宅に連れ込んで1日で帰したりしていたと証言した。

   番組では、妻の代理人をしている佐藤大和弁護士がスタジオ出演し、妻は犯行には関与していないと確信し、真実を語ってもらいたいと考えてインタビューに応じたと説明した。

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