サウジ惨敗、「他人事じゃない」3つの理由 このままでは日本も「ボコられる」?

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サウジも予選後に監督解任劇。しかも2度

   同じアジアの代表国であり、アフリカ・欧州・南米に比べて身体能力で劣る日本とサウジ。予選後からW杯までの経過においても、両国は似通う点がある。これが残る2点。

   1つは監督の解任劇。日本では4月にハリルホジッチ監督の電撃解任、西野朗新監督の就任が発表されて激震を与え、今なおスタメンや戦術をめぐって揺れているが、サウジも同様の経験をした。

   最終予選後の17年9月、サウジアラビア・サッカー協会は、契約満了に伴いベルト・ファンマルバイク監督(オランダ)の退任を発表したのだ。W杯まで1年を切っているタイミングだ。

   さらには、代わって選任されたエドガルド・バウサ監督(アルゼンチン)も、なんと2か月後の17年11月に電撃解任。就任後の5試合で3敗(ガーナに0-3、ポルトガルに0-3、ブルガリアに0-1)、いずれも完封負けを喫したことが一因とされる。ファン・アントニオ・ピッツィ監督(スペイン)が立て直しを図りながらW杯に臨んでいるが、チームの熟成度はロシアに何枚も劣ることが露呈した。

   もう1つ重なるのは、W杯直前の強化試合で格上相手に活路を見出していたことだ。日本は6月12日のパラグアイ戦で、それまでの不安に光を差す4-2の勝利。一方のサウジも8日の親善試合で、連覇をねらう優勝候補・ドイツ相手に1-2と肉薄した。ドイツの2点のうち1点はオウンゴール。複数メディアによれば、敵将のヨアヒム・レーブ監督は「心配はしていない」としつつ、「内容は改善しなければならない」と述べていた。

   サッカージャーナリストの河治良幸氏はロシア対サウジ戦後の15日、ツイッターを更新。「あのサウジが予選後に監督交代したとはいえロシアにここまでズタズタにされると怖くなってきますね。日本の方が運動量ははるかに高いのと個人で国際経験を積んでいる選手は少なくないのでこんなことにはならないと思いたいですが」とした上で、

「とにかくテストマッチがいかに当てにならないか改めて思い知らされた」

としている。

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