66歳の若さで急死した俳優の大杉漣さんは、サッカーを愛し、地元チームをサポーターとして熱心に応援していたことでも知られる。
そんな大杉さんのサッカー愛溢れる直筆の文章が見つかったと、長男で写真家の大杉隼平さんがツイッターで公開した。
「好きなものに理屈なし!」「ありがとう サッカー」
「ぼくはサッカーが好きだ」。そんなシンプルな言葉で始まる文章は、色紙ののようなものにペンで書かれていた。
大杉さんは、高校時代にサッカー部に所属し、サッカーJ2「徳島ヴォルティス」のサポーターをしながら、自らもサッカーを続けた。直筆文章では、「今も時間があればピッチに立っている」と明かし、「もちろん技術も体力も衰えている。しかし、サッカーへの愛は深まるばかりだ」と熱い思いをぶつけた。
「好きなものに理屈なし!ぼくにたくさんの思い出と友人を与えてくれたサッカー。共に歩んだ四十七年間にひと言。『ありがとう サッカー』」
大杉さんは、文章をこう結んでいる。
長男の隼平さん「あなたの想いと写真はロシアへ」
長男の隼平さんは、2018年6月14日のツイートで、この文章の写真をアップし、「とてもあの人らしい言葉だと思う」と感慨を述べた。
「サッカーを愛し、サッカーから元気をもらっていた。楽しみにしていたワールドカップ開幕。あなたの想いと写真はロシアへ。日本代表を全力で応援します!!共に」
このツイートには、「いいね」が2万件ほども寄せられており、ファンらから感激の声が上がっている。
「サッカー愛がすごく伝わってきます」「文章見て泣けた」「私も一緒に応援します」「漣さん きっとロシアまで観に行ってますね」...
その達筆ぶりに感心する声も出ており、「漣さんの声が聞こえてくるような字ですね」「お人柄が現れていると思います」などと書き込まれている。