ヤクルトファンは複雑...「葛藤がすごい」
こうした表彰ルールにやきもきしているのが、ヤクルトファン達だ。
賞金やMVPのためにはセ球団を応援したいところなのだが、今後のペナントレースを考えると、そういうワケにもいかない。14日現在、ヤクルトは首位広島と4.5ゲーム差の2位。2位以下は混戦状態で、1つの勝敗で順位が大きく上下する。
それだけにツイッターやネット掲示板には、複雑な胸中のヤクルトファンから、
「他のセ・リーグ負けてほしいのと、ヤクルトから交流戦MVP出したいから他のセ・リーグも勝ってほしいのと葛藤がすごい。どうしよう」
「セ・リーグでの差をつけたいけどMVP選出とかもろもろ欲しいからジレンマ」
「セ・リーグ頑張れって気持ち半分抜け出したい気持ち半分。複雑...」
といった声が相次いでいる。
15年の規定変更後、交流戦優勝は3年連続でパ球団。このときは、リーグ全体で見てもパが勝ち越していた。もし、このままヤクルトが優勝してセが負け越した場合は、MVPがV球団から選ばれない史上初の珍事が起きる。
ところで、日本野球機構(NPB)はなぜこうした表彰ルールを定めたのか。J-CASTニュースが15日、NPB広報室の担当者に尋ねると、
「リーグ同士の対決色を濃くすることが狙いです」
との説明があった。