サンダーバードとスタートレックが「ごっちゃ」になっている――!?サッポロビールの「LEVEL9(レベルナイン)贅沢ストロング」のテレビCMに、インターネット上でツッコミが相次いでいる。
サンダーバードのオープニング(OP)テーマのパロディー楽曲が流れるCMにもかかわらず、登場するキャラクターの風貌が「スタートレック風に見える」というのだ。J-CASTニュースが、CMの制作側にこうした意見をぶつけると...。
「音楽はサンダーバードなのに...」
サンダーバードは英国の人形劇SF。第1弾のテレビ放送は1965年だが、数多くの続編やリメイク版が制作されるなど、今でも多くのファンに愛される人気作。国際救助隊のメンバーが、救助用メカ「サンダーバード」を用いて活躍する様を描いている。
一方のスタートレックは、1966年に誕生した米国の人気SFテレビドラマシリーズだ。同じ世界観のもと、ハードSFからコメディーまで様々な作品を展開。「トレッキー」と呼ばれる熱烈なファンも数多く生み出したことでも知られる。何度も映画化されている。
これらの人気SF作品のファン達が注目しているのは、2018年6月5日に放映が始まった第3のビール「LEVEL9」のテレビCMだ。印象的なのが、サンダーバードのOP曲をパロディーした演出だ。
原作ではOPの冒頭、楽曲に合わせて「Five、Four、Three...」とカウントダウンする部分がある。これをCMでは、商品名とかける形で「Nine」のカウントだけを連呼するアレンジをしているのだ。
CMの後半には、宇宙人のような風貌をしたキャラクター達が、グラスに注がれた「LEVEL9」をゴクリと飲むシーンがある。だが、このキャラを見たSFファンから相次いだのは、冒頭に流れた楽曲との「違和感」を訴える声だった。
キャラの衣装や髪型などの風貌が、サンダーバードではなく、スタートレックを意識しているように思えてならない――こうした指摘が、ツイッターやネット掲示板に相次いで上がったのだ。
「音楽はサンダーバードなのに登場キャラがスタートレック風なのはなぜなんだ?」
「前半どう聞いても『サンダーバード』なのに、なんで人物の格好は『スタートレック』っぽいの?」
「LEVEL9のCM スタートレックとサンダーバードごっちゃになってね?」
「BGMはサンダーバードなのに登場人物がスタートレック風なのはなんでだっ!って突っ込みたい」