しまむらに正念場 立ちはだかる「壁」

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人手不足や原材料高

   さらに、4月2日に発表された2018年2月期連結決算も、しまむらにとってやや厳しいものだった。売上高は前期比0.1%減の5651億円、営業利益は12.1%減の428億円、純利益は9.6%減の297億円。幅はわずかだったが減収となったのは9年ぶり。純利益の減益は3年ぶりと振るわなかった。主力チェーン「しまむら」がヒット商品に恵まれなかったことなどが要因で、成長力に陰りも垣間見えた。ただし当時、株価はむしろ持ち直し、4月4日には一時、今年の最高値である1万4280円をつけた。終わった期の結果を踏まえ、品質の高い商品で稼ごうとするしまむらの業績予想への期待があったとみられる。その期待が剥げていったのが、この2か月余り、ということになるようだ。

   主力チェーン「しまむら」の既存店売上高は4月度こそ前年同期比1.4%増だったものの3月度は5.6%減で、第1四半期(3~5月)としては3.9%減だった。株価を反転させるには、恐らく実績をあげていくしかないが、人手不足や原材料高といった壁も依然として立ちはだかっており、「局面を打開するのはなかなか難しい」との見方も出ている。

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