韓国の人気男性グループ「東方神起」のユンホさん(32)が、日本公演のステージ上で「猿」を真似たようなジェスチャーをしたことが、インターネット上で「差別的だ」と物議を醸している。
2018年6月10日、日産スタジアム(横浜市)で行われたコンサート。7万人超の観衆が見守るなか、ユンホさんは突如として猿マネのような変顔を披露。そして、オランウータンやゴリラを彷彿とさせる動きを見せたのだ。
サッカーアジア杯の日韓戦でも
いわゆる「猿マネ」ジェスチャーは、日韓でたびたび物議を醸してきた。
2011年には、サッカーアジア杯の日韓戦で、キ・ソンヨン選手がゴール後のパフォーマンスで、テレビカメラに向かって猿の真似をした。これが人種差別にあたるとして、日韓両国のメディアから厳しい批判を集めた。
当初、ソンヨン選手はパフォーマンスの対象は日本人ではないと否定していた。だが、翌12年に出演したテレビ番組では、「客席に旭日旗が見えたため、思わずやってしまった」などと振り返っていた。つまり、日本人を侮辱する意図があったと、暗に認めたのだ。
また13年2月には、元SMAPの草なぎ剛さんが韓国のバラエティー番組に出演した際、共演者の男性タレントが草なぎさんに向けて猿マネをしたことが騒動に。このとき、男性タレントの所属事務所は現地メディアの取材に「軽率だった」と謝罪している。
このように、日本人に対する侮辱行為だとして問題視されてきた「猿マネ」行為。それとよく似たジェスチャーを、多くの日本人が見守るステージ上で披露したユンホさんに対し、国内のツイッターユーザーからは、
「意図しなくても差別表現に引っかかったなら、本人も素直に誤解生んだ事を詫びた方が良い」
「海外で仕事するならなおさら差別にあたるような行為は知ってないといけない」
「意図は分からないけど、実際に写真を見たらあまり良い気分にはならなかった」
といった厳しい批判の声が相次いで上がっている。