JR東海、警備強化策は「検討中」
条件を少し変える。(1)を1000人に、(2)の時給を2000円に、(3)を「3両に1人」(1編成に5人強なので6人で計算)に、(4)はそのまま。この場合は、1人あたり「60円」の負担増となる。
いずれにせよ、実際の平均乗車率(非公表)やさまざまなコストなどを考えれば、負担増分はこうした単純な試算より高額になりそうだ。
JR東海によると現在、1編成には車掌が2人、巡回などを担当するパーサーが2人(別途、社内販売などを担当するパーサーも)いる。このほかに、先に触れた警備員もいる。防犯カメラは、編成の9割(各車両に複数台)に設置している。事件を受けての警備強化策については、「現在検討中」としている。