「本田・長谷部」スタメン落ち!? レジェンドの大胆提案に「これなら...」

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「ボールに関わらない選手たちがもっと長い距離を走って」

   大胆なメンバー入れ替えの前提には、やはりスイス戦があるようだ。守備面では1失点目。酒井高徳選手のカバーに入った吉田選手がファールし、PKを献上したが、川口選手はその前の段階に問題があったと指摘した。

「外に追い込まないといけないところ、『個』で突破を許した。吉田選手がPKを与えたが、ああいうシーンを作られる前にサイドの選手がディフェンスの『1対1』の局面で危険なエリアに侵入されないこと」

   攻撃面では、スイスの2点目を引き合いに出した。日本のCKからボールを奪った瞬間、スイスは複数の選手が前線へとスプリントを始め、日本の選手を置いてきぼりにした。素早くショートパスをつないで数的優位をつくり、一気にゴール。自陣ゴールライン付近でボールを奪ってから得点するまで、およそ30秒間の出来事だった。

   逆に、日本の攻撃はスイスの強固な守備を崩せなかった。川口選手は「守備陣形が整う前にスプリントで相手を圧倒するシーンが日本にはなかった。攻撃がどうしても停滞してしまう。せっかくボールを奪ってもスピードアップできていない」と問題点を指摘し、

「縦パスが入る時や、オフザボールの動き、つまりボールに関わらない選手たちがもっと長い距離を走ってスペースへ抜け出し、チャンスを生み出す。そういうシーンを作らないと波状攻撃ができない。フリーランをしないと崩すのは難しい」

と要求した。

   このような「走る」ことは、代表内でも長友選手が言及している。複数メディアによると10日、合宿地オーストリアでの練習でスイス戦を振り返り、「僕らベテランと言われる選手がどれだけ戦えたか、走れたか」と反省を述べたうえ、「圭佑はまだまだ走れていない」と本田選手に注文していた。奇しくも、川口選手が推すスタメンに長友選手は名を連ね、本田選手は選外となっている。

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