西武池袋駅の改札前に、大量の汚物が散乱していた――。2018年6月12日朝、通勤ラッシュ時の駅を利用していた乗客から、こんな「悲鳴」のような報告がツイッターに同時多発的に上がった。
目撃者の話によれば、改札付近10メートルほどの範囲にわたって、人糞とみられる汚物が広がっていた。しかも、「人がしたとは思えないくらいの量」だったという。
「めっちゃ臭いなと思ったら...」
西武池袋駅の利用客から、汚物を目撃したとの報告が出たのは12日朝9時過ぎ。現場は西武池袋駅の地下1階にある改札を入ってすぐの辺りで、ウン悪くここを通った利用客からツイッターに、「めっちゃ臭い」などと阿鼻叫喚の書き込みが相次いだのだ。
量はかなりのものだったらしい。現場を目撃したツイッターユーザーのせな(@senass0306)さんは、報告ツイートで「象」にたとえて表現。J-CASTニュースの取材にも、
「悪臭が酷く周りを見渡すと数箇所に分けて排せつ物があり、人がする量とはあまり思えないくらいの量でした」
と衝撃を語る。汚物の範囲は「だいたい10メートルくらい」で、固形のものだけでなく、通行人に踏まれて広がった状況のものもあったという。
西武鉄道「汚物が散乱していたのは事実です」
せなさんは続けて、目撃時の状況について「駅員さんと清掃員の方が必死で掃除をしていました」と振り返る。モップやタオルなどで、床を拭いていたそうだ。周りの利用客の様子については、
「口と鼻を抑えて歩いている人も多かったです」
と振り返っていた。
西武鉄道広報部の担当者は12日午後のJ-CASTニュースの取材に対し、
「本日の朝8時35分頃、西武池袋駅改札内のトイレとその付近に汚物が散乱していたのは事実です」
と説明。その上で、「駅員や清掃業者の人間が5人ほどで対処にあたり、すぐに汚物は処理しました」と話していた。