球界の名伯楽・野村克也氏が驚異的な執筆ペースを誇っている。
2018年に入ってすでに6冊を上梓。御年82歳にして出版意欲は衰えない。
沙知代夫人との共著も
これまで文筆家顔負けの100冊超を手がけてきた野村氏。
自身のプロ野球人生に基づく回顧録やリーダ-論、組織戦略を説いた作品が中心で、中には妻・野村沙知代さん(享年85)とのエピソード満載の『女房はドーベルマン』(双葉社)や、監督時代に優秀だった選手を紹介する『私の教え子ベストナイン』(光文社新書)などユニークな本も少なくない。
2018年に入ってもその「筆力」は健在。6月12日現在ですでに5冊を世に送り出し、19日にも新刊を控える。
1月10日『野村のイチロー論』(幻冬舎)
3月1日『野村の哲学ノート「なんとかなるわよ」』(ベストセラーズ)
3月2日『究極の野村メソッド番狂わせの起こし方』(青春出版社)
3月14日『高校球児に伝えたい! 配球学・リード術』(東邦出版)
4月7日『野村セオリー 絆』(海竜社)
6月19日『野村克也からの手紙 ~野球と人生がわかる二十一通~』(ベースボール・マガジン社)
『究極の野村メソッド~』は、ヤクルトの二軍バッテリーコーチで息子の野村克則氏(44)との共著。『野村セオリー 絆』は06年に沙知代夫人との共著で出され、17年12月の夫人死去を受けて再刊された。
「出版ペースおかしいやろ」
ネットの掲示板などでは、このハイペースぶりが今般注目を集め、
「出版ペースおかしいやろ」
「3月のペースが凄いな」
と驚きの声が続出。そのほか「元気そうでよかった」「元気に活躍してくださるなら、それでいい」といった安堵の声も漏れた。
なおAmazonの著者ページを見ると、17年は11冊を公刊。まだまだ後世に伝えたい「ぼやき」は尽きないようだ。