シャボン玉石けん(北九州市若松区)が、朝日新聞や毎日新聞に掲載した「香害」に関する全面広告が話題となっている。
柔軟剤や洗剤の人工的で過度な香り付けに悩む人たちからは、様々な反応が寄せられている。
工場の煙突のように煙を出す柔軟剤ボトルの画像
「日本に新しい公害が生まれています。」
「その名は『香害』」
と大きく書かれた広告は、柔軟剤や洗剤の人工的で過度な香り付けに対して警鐘を鳴らす内容となっている。
シャボン玉石けんでは、これらの文言と濃いピンク色の背景の前に、工場の煙突のように煙を出す柔軟剤ボトルを置いた画像を使って展開している。2018年6月5日、朝日新聞と毎日新聞の朝刊(いずれも東京最終版)に掲載した。
すると、ツイッターでは、
「苦しんでる人、自分だけじゃないって分かりました!!」
「この広告でとても勇気が出ました!」
「シャボン玉石けんの英断に心から拍手を送ります」
などと、「香害」に悩む人たちからの称賛コメントが相次いだ。
中には、
「消費者さんに、悪気がない」
「香害はなかなか言いにくいもんだしなぁ」
と、指摘するのが難しい問題と指摘する声も。そんな状況下での今回のシャボン玉石けんの広告に、
「誰にでも関係があり身近な社会問題から見直す時が来たような気がします」
と、問題を広くとらえるツイートもあった。