あの叱責は何だったのか。未成年女性に飲酒させたとして、ジャニーズ事務所の人気グループ「NEWS」の小山慶一郎さんが「活動自粛」、加藤シゲアキさんが「厳重注意」処分となった。
2人は約1か月前に元「TOKIO」山口達也さんの事件に関して「断罪」のコメントを述べたが、一瞬にして空虚なものになってしまった。インターネット上では「特大ブーメランすぎてうけるわ」など、批判や悲嘆、呆れの声が殺到している。
「今回の件は決して許されることではない」
小山さんと加藤さんの問題は2018年6月7日発売の一部週刊誌で報道。飲み会の場で、小山さんが女性に一気飲みさせるようなコールをする音声が流出し、その女性が19歳だったことも発覚した。女性セブンによれば17年12月のこと。山口さんが、酒に酔って未成年女性に無理やりキスを迫るなどした強制わいせつ事件よりも前のことになる。
山口さんが未成年女性への強制わいせつ事件を起こし謝罪会見を開いた4月26日、小山さんは「news every.」(日本テレビ系)で「会見を見て、同じ事務所の後輩としてコメントさせていただきます」として話をした。「とっても苦しく悲しい気持ちでした。先輩のあんな顔を見たくはなかったです。しかし被害者の方はもっともっとつらい思いをされていると思います。山口さんが会見でTOKIOのメンバー1人1人の名前を出した時に、メンバーの顔が浮かんできました。他のメンバーのこと、さらにはファンのみなさんのことを思うと、心が苦しくなりました」とすると、
「これから捜査が進んでいきますが、今回の件は決して許されることではないので、山口さんにはしっかりと被害者の方に向き合っていってほしいと思います」
と叱責した。
加藤さんも4月27日のワイドショー「ビビット」(TBS系)で、山口さんの会見を受けて「『何やってるんですか先輩』という、今もずっとそういう思いです。後輩思いで頼りがいがある、本当に大好きな先輩で、そんな先輩のあんな情けない姿は、後輩として本当に見たくなかった。あんな顔は見たくなかったです」と糾弾し、
「とにかく反省してほしいし、反省することを諦めないでほしいです。強い姿をもう一度僕は見たい」
と要望した。