「ロックマニアも幅を広げるチャンスだ」
一方で、
「ロッキンにアイドルが多いだのロックじゃねぇだのと。今更か!!!!?」
といったツッコミも。
過去の報道をさかのぼると、2013年ごろからロッキンはアイドル色が強まってきたようだ。
「今年は『アイドル夏フェス元年』と呼びたくなるほど、参加グループが一気に増えた。一部ヲタ(オタク)の嗜好(しこう)品だったアイドルが、広く音楽ファンに関心を持たれる存在になったということか」(「朝日新聞デジタル」13年7月8日付記事)
「例年に比べて目立っていたのがアイドル勢だ(中略)ジャンルを隔てる境界線が薄らぎ、様々な要素が拡散、混交する現在の音楽シーンを表していた」(「日本経済新聞」13年8月8日付記事)
2014年のロッキンでは、前年にアイドルファンの参加が急増したためか、ペンライトの使用や過度なパフォーマンスが禁止され波紋を呼んだ(翌年に撤廃)。
読売新聞の2013年8月9日付記事では、
「最近は、有名なポップス歌手やアイドルもフェスに出演するようになった。ファン以外もフェスを訪れる契機になればいいし、ロックマニアも幅を広げるチャンスだ。クラシック、演歌、ジャズなど、より多くのジャンルを取り込んでほしい。もはやフェスは一つのメディアとも言える存在。幅広い音楽文化の普及に尽くすべきだろう」
と訴えている。