シャングリラ「最もラグジュアリーなスイート」、1泊58万円
一方のトランプ氏の宿泊先として有力視されているのが、都心の「シャングリラ・ホテル」。2015年11月に中台首脳会談が開催されたほか、アジア太平洋や欧米諸国の国防相らが安全保障問題について議論する「アジア安全保障会議」(シャングリラ会合)の会場でもある。今回の米朝首脳会談の会場としても有力視されていた。同ホテルが「最もラグジュアリーなスイート」とうたう、「バレーウィングシャングリ・ラ スイート」は、1泊7000シンガポールドル(約58万円)だ。シンガポール政府は6月4日、カペラ・シンガポールとシャングリラ・ホテルの周辺地域を「特別行事エリア」に指定。会談前後の10~14日にかけて検問が行われ、人や車の進入が規制される。
中台首脳会談の際は、中国の習近平国家主席はシャングリラの近くのセントレジス・ホテル、台湾の馬英九総統(当時)はフォーシーズンズ・ホテルにそれぞれ宿泊した。セントレジス・ホテルの最高級スイートルームは1泊約9000シンガポールドル(約74万円)。他のホテルと大きく水準は変わらない。フォーシーズンズ・ホテルのスイートルームの値段は、ウェブサイトでは公表されていない。