人気シューティングゲーム「ゴシックは魔法乙女」の絵などを手がけたイラストレーターの壱にいちさんが亡くなったと、本人のツイッターで家族が報告した。
亡くなる前日まで壱にいちさんはツイッターを更新しており、突然の事態にファンから驚きと悲しみの声が上がっている。
壱にいちさんの兄が本人のツイッターに書き込む
「ゴシックは魔法乙女」(略称・ゴ魔乙)では、主人公の少年の下に、5人の乙女たちが現れ、少年の使い魔になって魔物と戦うというストーリーでゲームが進む。
壱にいちさんは、このゲームで5人の乙女たちのイラストを描いていた。このほか、トレーディングカードゲーム「カードファイト!! ヴァンガード」のキャラのイラストなども手がけている。
ところが、2018年6月4日になって、壱にいちさんの兄が本人のツイッターに書き込み、壱にいちさんが2日に急逝したことを明らかにした。
「あまりに突然の事で自分を含め家族共々、現実を受け止められていないのが現状です」
壱にいちさんの兄は、「にいちの家族一同」として、こう思いをつづり、「精一杯生き抜いた彼女の事を心の隅にでも留めておいて頂けたら幸いです」とファンに呼びかけた。詳細については、本人の希望により控えたいとしており、壱にいちさんは死を予感していた可能性があるのかもしれない。
ゲームの公式サイトでも、運営会社が急逝を報告
壱にいちさんは、亡くなる前日の6月1日まで精力的にツイートしていた。それだけに、ファンらからは、驚きの声が上がっており、「作品、どれも甘酸っぱくて大好きでした」「絵も結構好きだったから悲しい...」「御冥福をお祈りします」との声が次々に寄せられている。
「ゴシックは魔法乙女」のゲームをスマホ向けに配信しているケイブは6月5日、公式サイトで壱にいちさんの急逝を報告した。そして、「サービス開始以来、5乙女のキャラクターデザインやイラスト制作に関わって頂きましたことに深く感謝すると共に、ご冥福を心よりお祈り申し上げます」と追悼の言葉を述べている。
今後のイラスト制作については、他のイラストレーターとの調整を行い、リリース数やクオリティを維持できるように努めたいとしている。