パンクとメタルは、精神を落ち着かせることが研究で明らかに――
こんな記事が今、あらためてツイッターで、ヘビーメタルファンやパンクロッカーらの注目を集めている。
「怒りの感情の要因になる」説を検証したところ...
記事は、イギリスの音楽総合サイト「NME.com」の日本版サイト「NME Japan」のもので、オーストラリア・クイーンズランド大学のジュヌビエーブ・ディングル博士らによる調査結果を紹介している。ヘビーメタルやパンク、ハードコア、エモなどのジャンルの音楽を聴くことが怒りの感情の要因になるという説について検証したところ、説とは逆に、これらの音楽ジャンルはほとんどの場合、「怒りをコントロールする」ことが明らかになったとしている。
記事公開は2015年6月24日と少し古いが、この記事を紹介したツイートが18年5月28日に登場すると31日夕現在で5800リツイート超を記録。数多くの反応が上がっている。
「代わりに怒ってくれてる人がいるんだもん安心するよな」
「そうじゃないかと思ってたんだよ!!」
「んな事は聴いてたら分かるよ。死ぬほど落ち着くもんな」
と、記事が紹介した調査結果に同意する人が目立った。
しかし、この調査は被験者が39人しかおらず、日常的にヘビーメタルやパンクなどを聴いている人しか選ばれていないことから、
「たった39人の、しかも日頃から聞いている人を対象した研究じゃあてにならなそう」
「え?そんな人数で有意な結論出るの?何をもって『怒りをコントロール』したと判断してるのかもわからんし」
など調査そのものに懐疑的な人も見られた。
「忠誠心が厚い」との調査結果も
「NME Japan」はこの記事内で、音楽配信サービスの「スポティファイ」が行った音楽ファンの忠誠心を計測する調査で、ヘビーメタルファンの音楽に対する忠誠心は、他ジャンルのファンと比べて最も厚いとの結果も紹介。
この調査に対しても、
「メタルって音楽的にとても特殊なので、そりゃ戻ってくるだろうなと」
「『よくぞそこを見た!』と思わず膝を叩いた」
など内容に納得したツイートが見られた。他にも、
「メタル聴いて怒り出す人なんて見たこと無いよ」
という声もあった。