悪質タックル問題が「日大改革」に発展で注目 「日大全共闘議長」秋田明大氏を直撃取材

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自動車修理工場の経営へ

   日大全共闘は1968年、20億円を超える大学側の経理不正問題が表面化したのがきっかけだった。

   当時大学4年生の秋田氏は、教職員組合や父兄会を巻き込み、議長として全国一の動員数を誇る大学共闘を指揮。69年に公務執行妨害などの容疑で逮捕され、それにともない全共闘も衰退していった。

   産経新聞の連載記事「【さらば革命的世代】」によると、秋田氏は留置場から出た後、路上で自作詩集を売り、映画に出演するなど、政治から離れた。故郷の広島県呉市音戸町に戻り、自動車修理工場の経営を始めたという。

   それ以来、政治の場から距離を置いていた。1967年10月の第一次羽田闘争で死去した京大生・山崎博昭さんを追悼する「10・8山崎博昭プロジェクト」に賛同者として名前を連ねたが、こうしたことはめったになかった。

   そんな秋田氏が5月31日、重い口を開いた。J-CASTニュース編集部で自動車修理工場に電話取材を申し込んだところ、受話器から聞こえてきたのは、老人の声だった。

――お忙しいところすみません。失礼ですが、あなたは秋田明大さんで間違いないでしょうか。

「はい。そうですけれども」
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