タレントのJOYさん(33)が、サッカー日本代表のプレーに激怒し、選手を小馬鹿にするような発言を連発したとの「デマ情報」が、インターネット上で拡散される騒ぎがあった。
問題のデマは2018年5月30日夜に行われたガーナ戦の直後に、あるツイッターユーザーが投稿したもの。この試合のラジオ中継で、ゲスト解説のJOYさんが「(日本代表は)ただの自分よがり」などと発言したと紹介していた。
だが、そもそも30日のガーナ戦ではラジオ中継自体がなかった。
「え?ワールドカップって今年ですよね?」
西野朗新監督の初陣となったガーナ戦で、日本代表は0-2のスコアで敗れた。ロシアW杯には出場せず、主力選手を除いて構成された対戦相手だったにもかかわらず、目立った決定機も作れず惨敗した。
JOYさんをめぐる「デマ」がツイッターに投じられたのは、こうした厳しい内容の試合が終わって数十分後のことだった。あるユーザーが「ラジオのゲスト解説のJOY発言集」だとして、
「やっぱりハリルで良かったんじゃないかなあ(半ギレ)」
「もう2度と呼ばれないかもしれないですけど、弱い」
「ガーナが一番(日本が弱くて)驚いてるかもしれないです」
「え?ワールドカップって今年ですよね?」
などと投稿したのだ。さらには、JOYさんが試合中に「ブッwそれ外すか」とのリアクションを取る場面があった、とも紹介していた。
こうしたデマは、ネット上でたちまち拡散された。上記のJOYさんの発言を「事実」だとして紹介するまとめサイトも続出するなど、多くのネットユーザーから注目を集めることになった。
実際、サッカー好きで知られるJOYさんは、ガーナ戦後のツイッターで「明日のW杯メンバー発表でハリルホジッチの復帰にも期待」との皮肉を本当に呟いていた。こうした状況も重なり、ツイッター上では、
「JOYの好感度上がったわ 芸能人でよいしょしないのは珍しい」
「素敵な正直なコメント素晴らしいですね!言いたいこと言ってカッコいい」
などと今回のデマを信じるユーザーが続出していた。