2018年夏、東京の帝国劇場が生まれ変わる。入り口の照明に光の演出を加え、全客席を交換するなど、大規模なリニューアル工事を行う。
既にツイッターなどインターネット上では、待ちわびるファンから「帝劇がより快適空間になるの...凄い...」「楽しみ~!」との声が相次いでいる。
「よりグレード感の高いもの」に
運営する東宝の発表によると、帝国劇場は2018年6月29日から7月24日まで全館で休館し、客席エリアを中心とするリニューアル工事を実施する。
正面入口では、照明に「エンタテイメントが持つ柔らかさ、温かさを表現する光の演出を加える」ことで、さらに華やかな雰囲気で観客を出迎える。場内のカーペットと客席は、すべて「帝国劇場を象徴する紫の気品のある色合いは残しつつ、よりグレード感の高いものに交換する」。ロビーのショップで販売しているフードメニューも、さらなる充実を図るという。
また、場内5か所に設置しているトイレでも、空室表示のモニターパネルを備えるなど、全設備を最新のものに取りかえる。
東宝はプレスリリースで「今後も、その歴史と伝統を大切にしながら、お客様に快適な観劇空間をご提供するために、新しい時代に向かって進化を続ける帝国劇場に、どうぞご期待ください」としている。
東宝「座り心地を改善したい」
帝国劇場の歴史は100年超にのぼる。1911年、日本初の西洋式演劇劇場として誕生。23年の関東大震災で焼け落ちたが、改修ののち24年に復興。経営難の苦境や戦争中の荒波も乗り越え、66年9月に建物を新装した。
それから約半世紀後の2018年、こうして再びリニューアルを迎えることとなった。東宝演劇部の担当者は5月31日のJ-CASTニュースの取材に、「お客様サービスの向上を図り、皆様の気持ちを高められる雰囲気作りをしたい」とリニューアルの理由を説明。場内の座席はこれまでにも交換してきたが、「経年劣化に対応することが必要だと判断した。座り心地を改善したい」としている。
工事の完了は、7月25日の予定だ。「KinKi Kids」の堂本光一さんらが出演するミュージカル「ナイツ・テイル」プレビュー公演の初日にあたる。なお現在は、俳優の山崎育三郎さん、古川雄大さんらが出演するミュージカル「モーツァルト!」を上演している(6月28日まで)。
既にツイッターなどインターネット上では、
「帝劇リニューアルするんだ、楽しみ~!」
「帝劇がより快適空間になるの...凄い...」
「リニューアルした帝国劇場で光一くんが観られるのね」
「新しい帝国劇場で、ナイツ&テイルが堪能出来るなんて、なんて素敵」
「やっぱちょっとさみしいなあ 古めかしい感じが好きだったんだけどな~」
と話題になっている。